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年代別の貯金額の平均とは?効率的にお金が貯まる方法・コツを解説!

「貯金は大切だけど、何から始めたらいいのかわからない」「自分の年代で適切な貯金額が知りたい」そんな悩みを持っている方に朗報です。 この記事では、20代から50代までの年代別に貯金額の平均を紹介しながら、効果的にお金が貯まる方法やコツを解説します。さらに、貯金を効果的に行うための方法やコツについても解説しているので、初心者でもわかりやすく学べます。

この記事を読むことで、自分の年代での適切な貯金額がわかるだけでなく、効果的な貯金方法やコツも身につけることができます。是非、将来のために貯金したい方はこの記事を読んで、お金についての知識を深めてみてください。

年代別の平均貯金額

貯金額の目標や目安がほしい方は、同年代の人の貯金額を参考にすると良いでしょう。

ほかの同年代の人の貯金額を知っておけば目標を立てやすくなるほか、現在の貯金額が十分かどうかを判断しやすくなります。ここでは参考として、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査 単身世帯調査」(令和3年)で発表された20〜50代の貯金額(金融資産保有額)を紹介します。

<20〜50代の貯金額(単身世帯)*1

年代 貯金額(平均値) 貯金額(中央値)
20代 179万円 20万円
30代 606万円 56万円
40代 818万円 92万円
50 代 1,067万円 130万円

<20〜50代の貯金額(二人以上世帯)*2

年代 貯金額(平均値) 貯金額(中央値)
20代 212万円 63万円
30代 752万円 238万円
40代 916万円 300万円
50代 1,386万円 400万円

なお、上記の表にある平均値とは、すべてのデータの値を足し、データの個数を割って算出された値のことです。平均値の隣にある中央値は、すべてのデータを小さい順に並べた際に中央に位置する値を指します。

平均値は、データ内に極端に大きい数値があると偏る場合があります。そのため、参考にする際は平均値と中央値、どちらもチェックすることをおすすめします。 b43.jp

貯金が必要な理由

一般的に「将来に備えるために貯金は必要」といわれていますが、必ず貯金をしなければいけないルールがあるわけではありません。なかには貯金をしていない方もいらっしゃるでしょう。 しかし、これからの生活をより良いものにするためにも、ある程度の貯金は必要です。ここからは、貯金が必要な理由を3つ紹介します。

急な出費に備えられる

貯金が必要な主な理由が、急な出費への備えです。どれだけ計画的にお金を使っていても、入院費用や必要な家具の買い替え費用、車の修理費用など、予想外の出費が突然発生することはよくあります。出費の金額によっては、手持ちのお金だけで支払うのが難しい場合もあるでしょう。

しかし、ある程度の貯金があれば、まとまった金額の出費が発生しても無理なく対応することができます。 b43.jp

選択肢の幅が広がる

経済的な余裕は、人生の選択肢の幅を広げることにも繋がります。 たとえば、「仕事を辞めて長期の旅行に行く」「独立する」などの選択肢は、お金に余裕がないと候補にはなりえません。貯金があればこうした選択肢も選びやすくなり、より充実した生活を送れます。

精神的な余裕が生まれる

貯金がまったくない場合、「失業して収入が途絶えたらどうしよう」「突然の病気で医療費が必要になったらどうしよう」など、お金に関する不安を抱えながら過ごさなければいけません。 しかし、ある程度の貯金があれば「万が一何かあってもしばらくは生きていける」という安心感が生まれ、心にゆとりを持ちやすくなります。

月々の貯金額はいくらに設定するべき?

月々の貯金額は、基本的に無理なく貯金できる金額を設定するのがおすすめです。具体的には収入の1〜2割、多くても4割に留めると良いでしょう。 ちなみに、年間手取り収入からの貯蓄割合の平均は下記のようになっています。年代別の差はあるものの、収入の1〜2割に留める方が多いようです。

<年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合の平均>

年代 単身世帯*3 二人以上世帯*4
20代 20% 17%
30代 16% 14%
40代 16% 12%
50代 12% 12%

なお、歳を重ねると介護費用や教育費用など必要な支出が増え、貯金に回せる金額を確保しにくくなる可能性があります。そのため、比較的支出が少ない若いうちは、月々の貯金額を多めに設定すると良いかもしれません。

ライフイベントから逆算して貯金額を考える

「毎月〇〇万円」などのように具体的な貯金額の目標を設定したい場合は、直近のライフイベントに必要な費用から逆算して貯金額を設定すると良いでしょう。 ライフイベントに必要な費用は人それぞれですが、一般的には下記の金額が目安になるといわれています。

<ライフイベントに必要な費用の目安>

ライフイベントの種類 費用の目安
結婚式*5 303万円
出産*6 46万円
教育(幼稚園〜大学が公立)*7 773万円
教育(幼稚園〜大学が私立)*8 2,228万円
住宅購入(建売住宅)*9 3,605万円
住宅購入(マンション)*10 4,528万円
老後資金(20年分)*11 約1,300万円
老後資金(30年分)*12 約2,000万円

ライフイベントに必要な費用から逆算すると、月々必要な貯金額は自然と決まってきます。

たとえば、3年後に結婚&出産したい場合、上記の表のとおりに結婚や出産費用が発生するなら合計で約350万円を3年間で貯めなくてはいけません。3年間を月に直すと36ヶ月、計算すると「350万円÷36ヶ月=97,222」となり、3年間で月々約9万7千円の貯金が必要だとわかります。

ただし、ライフイベントだけに備えて貯金をする場合、貯金したお金はライフイベントが訪れた際になくなってしまうので注意してください。急な出費にも備えられるよう、月々の貯金額は少し多めの金額設定をおすすめします。

※1リクルートブライダル総研「ゼクシィ 結婚トレンド調査2022調べ」

※2厚生労働省「出産一時金について」(令和3年)

※3文部科学省「教育負担費」

※4住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」

※5金融庁「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書」

1年で100万貯めるには月いくら貯金すべき?

ライフイベントに必要な費用は貯金額を設定する際の指標となりますが、なかには「貯金額の目標はほしいけれど、お金が必要なライフイベントは特にない」という方もいらっしゃるでしょう。 このような場合は、自分が「これだけあれば安心」と思える金額を目安に毎月の貯金額を設定するのがおすすめです。

たとえば、「100万円あれば安心できる」と感じる場合は、100万円を貯金額の目標に設定します。 次に「いつまでに100万円を貯めるのか」を決めれば、次のように月々の貯金額を具体的に設定できます。

期間 貯金額/月
1年(12ヶ月) 8.3万円
2年(24ヶ月) 4.2万円
3年(36ヶ月) 2.8万円

効率的にお金を貯める方法を探そう

貯金が苦手な方は、予算内でお金をやりくりすることを意識してお金を貯めてみましょう。 貯金ができない原因の多くは、主に無駄遣いにあります。無駄遣いを減らすためには使える予算を月々設定し、その範囲内でやりくりすることが大切です。

以下では予算内でお金をやりくりする上で、意識しておきたいポイントを3つ紹介します。

ご自身に合った貯金方法を考える

貯金方法には、大きく分けて「先取貯金」と「後取貯金」の2つがあります。

先取貯金は、収入があった際に月々設定した金額を先に貯金する方法のことです。無駄遣いがあった月でも確実にお金を貯めていけるため、予算のやりくりに自信がない方に向いています。 一方、後取貯金は月に余ったお金をすべて貯金する方法です。無駄遣いが多いと貯金額は減ってしまうものの、月の支出を大幅に抑えられた場合はそれだけ多くのお金を貯められます。

堅実なのは先取貯金ですが、予算の管理が上手な方なら後取貯金を選ぶのも良いでしょう。いずれにしても無理なく貯金を続けられるよう、自分に合った貯金方法を選ぶことが大切です。

家計簿をつけて収支を管理する

計画的な貯金には、家計簿による収支の管理が欠かせません。収支を管理することで無駄遣いが減りやすくなり、無理なく貯金ができるようになります。 家計簿には紙とアプリの2種類がありますが、まずはアプリの家計簿からはじめてみることをおすすめします。アプリなら支出の計算や記入の手間を省けるため、紙の家計簿よりも気楽に続けられます。 b43.jp

貯金用の口座を作る

設定した予算の範囲内でやりくりするのが苦手な方は、この機会に貯金用の口座を作ることをおすすめします。 一つの口座のみを活用する場合は貯金と必要な支出を合わせた残高が表示されるため、「ちょっとくらいなら使っても大丈夫」と感じてしまいやすいです。貯金を崩す癖が身につくと、目標の貯金額に到達する期間がどんどん伸びてしまいます。

また、具体的にいくら貯金できているのかも把握しにくくなります。計画的に貯金をするためにも、普段使う口座と貯金用の口座は分けておきましょう。

貯金のために支出管理をするなら家計簿アプリB/43がおすすめ

「お金を貯めたいけど、ついつい使ってしまう」「何にどれだけお金を使っているか把握できない」という方は、手軽に支出管理ができる家計簿プリカB/43がおすすめです。

B/43は、Visaプリペイドカードと家計簿アプリをセットにした「家計簿プリカ」という新しいサービスです。B/43は申込みは本人確認書類があれば最短5分で完了します。

B/43は予算を設定してお金を入れて使うだけで支出が自動集計できるので、家計簿が苦手な人や使いすぎを防止したい人におすすめです。B/43カードはアプリでも、お店でも、クレジットカードと同じように使えます。

決済情報は、使った瞬間に即反映。通知もリアルタイムに届くので、クレジットカードにありがちな明細の反映遅れはありません。

また、「使う目的」ごとにお金をわけて管理するポケット機能もあり、浪費を抑制しながら予算内の生活をサポートします。

B/43カードの種類

B/43にはひとりで使うB/43マイカード、ふたりで使うB/43ペアカード、親子で使うB/43ジュニアカードの3つのタイプがご利用いただけます。 すべて一つのアプリで併用が可能です。 b43.jp

B/43カードの申込み方法

申込みはすべてアプリで完結し、申込みは本人確認書類があれば最短5分で完了。カードは郵送でお手元にお届けします。年会費は無料です。

  1. B/43のアプリをアプリストアからダウンロードします。
    • アプリを起動して、「B/43をはじめる」をタップします。
    • メールアドレスと電話番号を登録して、利用規約に同意します。
    • 招待コードをお持ちの方は、招待コードを入力して、300円分の残高をプレゼントされます。
  2. そのまま会員登録・本人確認・カード発行手続きを最後まで進めます。
  3. カードが発行されると、アプリでカード番号や有効期限、セキュリティコードを確認できます。
    • カードの実物は、申し込みから約2週間で自宅に届きます。
  4. カードにお金をチャージして、Visaカードとして使えるようになります。

将来に備えて計画的な貯金を心がけよう

急な出費やライフイベントに備えられる、精神的に余裕が持てるなど、貯金をするメリットは数多くあります。無理のない範囲で構わないので、貯金はコツコツと続けていきましょう。 また、貯金が苦手な方は、収入があったときに先に貯金を行う先取り貯金を心がけることをおすすめします。より計画的に貯金をしたい場合は、プリペイドカードにお金を分けておけるB/43をぜひご活用ください。

専門家からのコメント

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー 丸山 晴美 氏

家計簿とお小遣い帳の大きな違いは、「お金の流れ」です。お金の流れとは、毎月の収入から、貯蓄、固定費、変動費の動きがひと目でわかることです。一方、お小遣い帳は日々の出費を書くだけで、お金の流れがわかりにくいものです。

お金の流れがわかることで、家賃やサブスク代といった毎月支払う固定費の見直しができ、その分貯蓄や変動費に回すことができるでしょう。しかし、食費や日用品などの変動費の予算が決まっていても、記録と見直しをしないと、どんぶり勘定になりがち。日常の何気なくコンビニなどで買っている500円程度の習慣的ムダ遣いにも、家計簿に記録することで気づくことができます。

贅沢したつもりも、何か大きな買い物をしたつもりもないのに、なぜか給料日前になると手元にお金がないと思う方はぜひ、お金の流れがわかる家計簿に挑戦してみてください。

でも、ちょっと難しそうと思う方は、使ったら自動的にアプリに記録される、チャージ式のキャッシュレス決済B/43マイカードやペアカードがおすすめです。チャージ式ならお金の使いすぎも防げますし、アプリに利用の記録が残ることで、見直しもしやすくなります。