20代でお金に余裕があると、ついつい浪費してしまいがちですよね。でも、将来のためには貯金が必要不可欠。
そこで、気になる20代の平均貯金額を調べてみました。また、毎月の貯金目安額や、賢く貯金するコツについてもご紹介します。
この記事を読めば、自分がどの程度貯金しているか知ることができるだけでなく、無理なく貯金するための方法がわかるはずです。未来のために、今すぐ貯金習慣を身につけていきましょう!
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20代の貯金額はいくら?
「20代の人はどれくらい貯金しているの?」と気になる方向けに、まずは20代の貯金について解説します。20代で貯金をしている人の割合や平均貯金額、毎月の貯金額の目安などをみていきましょう。
20代の貯金をしている人の割合は61%
「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」によると、20代で貯金をしている(金融資産を保有している)割合は61.0%、貯金をしていない(金融資産を保有していない)割合は39.0%でした。*1
20代のうち、約6割の方がなんらかの形で貯金をしていることがわかります。
20代の平均貯金額は179万円
国税庁の調査(令和3年)によると、20~24歳の年収は平均260万円、25~29歳の年収は平均362万円です。20代前半と20代後半では、年収におよそ100万円の差が生じています。
30代以降の世代と比べて平均年収は低めですが、20代の方はどのくらい貯金をしているのでしょうか。
金融広報中央委員会の調査(令和3年)によると、20代の平均貯金額は179万円でした。これは、貯金がない世帯も含まれた結果であり、貯金している世帯だけでみると平均302万円と大きく上がります。
なお、平均値は、極端に離れた数字に影響を受けやすい傾向にあります。たとえば、10人のうち9人の貯金額が50万円でも、1人の貯金額が500万円なら、平均貯金額は95万円となります。
このように、平均値は必ずしも実態を示しているとは限りません。そのため、「真ん中」を知りたいときには、より実態に近いとされる中央値も使われます。
20代の貯金額の中央値は、貯金をしていない世帯を含むと20万円、貯金している世帯だけでみると100万円でした。平均貯金額は179万円ですが、上記の結果から、実際には貯金額が100万円未満の方も多くいることが読み取れます。
ただし、39.0%の方が貯金をしていない一方で、20代で1,000万円以上貯金している方も2.9%おり、同じ20代でも貯金に対する意識に差があることが調査結果からみてとれます。
20代の毎月の貯金額は約35,000円程度
では、20代の方は毎月どの程度の金額を貯金しているのでしょうか。
金融広報中央委員会の調査によると、20代(単身世帯)の方が手取り収入から貯蓄に回している割合は平均20%、全世代でみると平均14%でした。
20代の平均貯金額の水準は低めですが、手取り収入から貯蓄に回している割合でいうと、ほかの世代よりも高いことがわかります。
仮に、20~24歳の年収の平均260万円から平均貯蓄額の2割を引いた208万円を手取り収入としましょう。この場合、年間416,000円を貯金すれば、収入から20%を貯金に回している結果になります。1ヶ月に換算すると、貯金額は毎月約34,667円です。
ただし、上記の金額はあくまでも全体の平均から見た目安にすぎません。実際の適切な貯金額は人によって異なるので、参考程度に捉えてください。
20代で貯金が役に立つタイミング
早いうちから貯金をはじめると、まとまった資金が必要となる場面で役立ちます。具体的に貯金が役立つのは、以下のようなタイミングです。
- 一人暮らしをはじめるとき
- 結婚やご祝儀を渡すとき
- 出産するとき
- 住宅を購入するとき
- 車を購入するとき
一人暮らしをはじめるとき
大学生活や新社会人になるときなど、20代で一人暮らしをはじめる方も少なくないでしょう。
一人暮らしをはじめるときには、敷金・礼金や仲介手数料、家賃などさまざまなお金がかかります。不動産会社に支払う初期費用だけでも、家賃の3~6ヶ月程度かかるのが一般的です。それに加えて、引っ越し費用もかかります。
また、一人暮らしをはじめてからも、毎月の家賃や食費、光熱費などの生活費が必要です。
総務省の調査によると、一人暮らしの方(34歳以下)の1ヶ月の消費支出は、平均157,411円でした。支出の内訳はそれぞれ以下のとおりです。
34歳以下は、全体平均と比べて住居費、衣服費、交通費、教養娯楽費がやや高めであることがわかります。
初期費用に充てられる貯金をしておけば、一人暮らしをはじめてからの生活に与える影響も少なく済むでしょう。
結婚やご祝儀を渡すとき
自分が結婚するとき、親族や知人が結婚するときのどちらにも費用がかかります。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2021(p.39)」によると、結納・婚約~新婚旅行までにかかった費用は平均356.8万円でした。
それに対し、結婚費用のための夫婦の貯金総額は平均310.6万円です。また、親などからの援助があった方は75.5%、つまり約4人に1人は援助がなかったという結果でした。
20代の貯金額の中央値が20万円であることを踏まえると、夫婦の貯金を合わせても結婚費用をまかなえない可能性があります。結婚にかかる費用に充てる十分な貯金があれば、安心して結婚生活をはじめられるでしょう。
また、親族や知人が結婚する場合は、ご祝儀の費用が必要です。ご祝儀の相場は、新郎・新婦との関係により、以下のように相場が異なります。
このように、ご祝儀には3万円~10万円程度の費用が必要なため、結婚式が続くと大きな出費となります。貯金がなければ、結婚式に欠席しなければならないケースも出てくるでしょう。
出産するとき
出産時にもまとまったお金が必要となります。厚生労働省の調査によると、2020年度の出産費用は平均46.7万円でした。*2
出産をすると、1児につき42万円の出産育児一時金が支給されるため、すべてを自分で支払うわけではありません。
しかし、妊娠中にも検診費用(自治体の助成あり)などがかかります。また、育児がはじまってからも、おむつ代やベビー用品購入費などが必要となり、その分生活費がかさみます。計画的に貯金をして、経済的な不安をなるべく抑えて出産を迎えたいものです。
住宅を購入するとき
マイホームの購入は、人生で一番高い買い物と言われます。
「フラット35利用者調査(p.11)」によると、住宅購入にかかった資金は、それぞれ以下のとおりでした。
地域などさまざまな条件で変わるため一概には言えませんが、一般的に毎月10万円前後の住宅ローンを返済していかなければなりません。
また、住宅購入時にはまとまった初期費用もかかります。早くから貯金していれば選択肢も広がるでしょう。
車を購入するとき
20代で初めて車を購入する方も少なくないでしょう。
車を購入する際には、車両本体だけでなく自動車税や環境性能割、自動車重量税などの法定費用や自賠責保険料、自動車保険料などさまざまな費用が発生します。
購入後も、メンテナンス費用や自動車税、車検や駐車場代、ガソリン代など、継続的にお金がかかるため、貯金があると安心です。
20代で貯金をするコツ
ほかの世代と比べて収入が少ない20代のなかには、貯金をしたい気持ちはあっても、思うようにできていない方もいるのではないでしょうか。
そこで、20代のうちから計画的に貯金するコツを紹介します。
- 家計簿をつけて支出を管理する
- 貯金用口座を作る
- 固定費を見直す
- 手数料がかからないようにする
- 資産運用をする
家計簿をつけて支出を管理する
毎月の支出を把握していないと、支出が収入を上回ってしまい、思うように貯金できない場合があります。家計簿をつけるなどして、何にいくら使っているのかを把握しましょう。
近年では、クレジットカードや銀行口座と連携できる家計簿アプリも増えています。紙の家計簿をつけるのが苦手な方は、アプリなどをうまく活用すると良いでしょう。
貯金用口座を作る
給与が振り込まれる口座から生活費などを支払っていると、どのくらい貯金できているのかが見える化できません。予定以上に使ってしまい、貯金分が残らないケースもあるでしょう。
給与が振り込まれる口座とは別に、貯める用の口座を開設するのが貯金のコツです。給与が振り込まれたら、生活費などを支払う前に貯金額を貯金用口座に移しましょう。
先取り貯金をすれば確実に貯金できるだけでなく、どれだけ貯まっているのかもひと目でわかります。
固定費を見直す
収入を今すぐ増やすことは簡単ではないですが、固定費を見直せば支出を抑えられる可能性があります。
たとえば、格安SIMへの乗り換えや電気会社・ガス会社の見直しなどが効果的です。
また、不要なサブスクサービスはなるべく早いうちに解約しましょう。解約し忘れているサブスクサービスがある可能性もあるので、気付かないうちに料金が引き落とされているものがないかを確認することも大切です。
手数料がかからないようにする
日頃から、リボ払い手数料やATM利用手数料などがかからないように意識しましょう。
リボ払いは、毎月一定額で支払える便利な支払い方法です。ただし、利用には手数料かかり、返済が長引くほど負担が大きくなります。
また、口座から出金する際に、ATM利用手数料がかかっている方もいるのではないでしょうか。一回あたりの手数料だけ見ると少額に感じるかもしれませんが、積み重なれば負担は大きくなります。
たとえば、220円のATM利用手数料を月に3回支払うだけでも、月660円、年間8,000円近くの手数料がかかります。給与が入った時点で1ヶ月の予算を立て、必要な分を月に1回だけATM出金するなどの工夫が必要です。
資産運用をする
つみたてNISAやiDeCo(個人型確定拠出年金)などの資産運用も検討しましょう。つみたてにNISAやiDeCoは、毎月の貯金のように、積み立てながら資産運用できるのが特徴です。
つみたてNISAは、運用益が非課税になります。また、iDeCoは運用益が非課税になるのに加えて所得控除も受けられるなど、いずれも税金のメリットがあります。
金融庁が提供する資産運用シミュレーションで試算してみると、毎月3万円を20年間積み立てた場合、貯金なら720万円、年率3%で運用した場合は約985万円になります。
一方、毎月3万円を30年間積み立てれば、貯金で1,080万円、年率3%で運用すると約1,748万円です。
上記のシミュレーションからも、若いうちにはじめるほどたくさん積み立てられ、資産運用により増える可能性もあることがわかります。
ただし、つみたてNISAやiDeCoで運用できる投資信託などには、元本割れなどのリスクも伴うため、理解したうえで検討することが大切です。
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B/43は毎月の予算をカードにチャージして日々の支払いをすることで、自動で記録され、見える化されるので、支出管理をかんたんに継続することができます。
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B/43はクレジットカードではなくプリペイドカードなのでチャージした金額以上に使えません。クレジットカードや家計簿アプリでは、アプリやWebサイトに支払い履歴が反映されるまでには多少ラグがあり、遅くて1ヶ月ほどかかります。
これによってリアルタイムで支払い状況を確認できないと、「まだそこまで利用していない」と勘違いしてしまい、カードの使いすぎてしまうことは多いのではないでしょうか?
B/43カードで支払うと「いつ」「どこで」「いくら使った」かがリアルタイムに通知&残高や支払い履歴に自動記録されるので、あといくら使えるのか?もひと目で分かります。
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家計再生コンサルタント 株式会社マイエフピー代表 横山光昭氏
20代は働き始めで収入も多くなく、かつ社会生活で支払わなければならないものの多さに、驚いている時期といえるかもしれませんね。
1人立ちをしたり、家族を持ったりと生活もめまぐるしく変わる年代です。状況に合わせながらお金の使い方のメリハリを持たせ、貯められる習慣を作っていきましょう。貯める習慣ができたら、その貯めるお金の一部を投資に回し、将来の貯めのお金を効率よくつくる「投資」も視野に入れていきましょう。実際に始めてみてもOKです。
ただ、お金を貯める、資産を作ることばかり考え、必要な支出を削ってしまうのはNG。若いうちは自己投資も大切です。仕事を深めるための知識や技術を得る、資格の勉強をする、本を読むなど、将来、役に立ちそうなことへの投資は、貯金や投資に回すお金とのバランスを取りながら、しっかり確保することが必要です。
そのために毎月の支出を把握しやすい仕組みを活用することは、必要な支出も、ムダな支出も、投資としての支出も見える化でき、コントロールしやすくなるでしょう。