同棲を開始する際には、賃貸契約にかかる費用や、引っ越し業者に依頼する費用、家具家電の購入費用を用意する必要があります。
これから同棲を開始する予定の方の中には、各所から「初期費用でといった情報を耳にして、不安を感じている方がいるかもしれません。
そこで、この記事では、「同棲の初期費用として、100万円くらい必要」という説の真偽を検証するために、項目別に費用の目安を示します。そのうえで、費用の負担割合を決める方法や、コストを抑えるコツもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
- 同棲に必要な初期費用
- 「同棲の初期費用は100万円かかる」って本当?
- 同棲の初期費用の負担割合を決める方法
- 同棲の初期費用を抑えるためのポイント
- B/43ペアカードなら、同棲の初期費用もふたりでシェア。支出管理もかんたんに。
- 同棲を開始する際は、さまざまな工夫で初期費用を抑えよう
- 専門家からのコメント
- 監修者プロフィール
同棲に必要な初期費用
同棲を予定している方のなかには、「二人暮らしをするなら、初期費用として合計で100万くらい必要になる」という説を見聞きした経験があるかもしれません。
まずは、同棲をスタートする際にかかる主な費用を項目別にご紹介したうえで、トータルでかかる金額の目安を確認していきましょう。
賃貸契約にかかる費用
賃貸契約の初期費用は、一般的に賃料の約5ヵ月分~6ヵ月分ほど掛かります。たとえば家賃5万円の物件であれば、25万円~30万円が相場です
具体例として、家賃が10万円の物件を借りるケースについて、賃貸契約にかかる費用の目安を、項目ごとに示します。
- 敷金:10万円(家賃1ヶ月分)
- 礼金:10万円(家賃1ヶ月分)
- 前家賃:10万円
- 日割り家賃:5万円(月の半ばに入居した場合)
- 仲介手数料:11万円(家賃1ヶ月分に消費税を上乗せした金額)
- 火災保険料:2万円
- 保証料:5万円(家賃の0.5ヶ月分)
これらを合計すると53万円になりますが、この金額はあくまでも目安に過ぎません。
敷金・礼金・仲介手数料・フリーレントで前家賃等がかからない物件の場合や、保証会社を利用せず、保証人を立てる場合は、上記よりも割安になるでしょう。
逆に敷金・礼金が家賃の2ヶ月分かかる物件や、保証料が家賃の1ヶ月分かかる物件の場合、上記よりも割高になることを理解しておきましょう。
また、敷金は退去時に原状回復費用などで清算されますが、礼金はその性質上、戻りませんので敷金0・礼金1物件よりも、敷金1・礼金0の方が退去時の費用が少なく済みます。
引っ越し業者に依頼する費用
同棲を始めるにあたり、引っ越し業者に依頼する費用が必要になることがあります。この費用は、引っ越しの距離や荷物の量、選んだ業者や地域、時期などによって大きく変わります。
一般的には、運搬する距離が20km~30km程度の場合、ひとりあたり2万円~5万円程度が相場とされています。ですが、これはあくまでも目安であり、荷物の量が多い場合や、遠い地域に引っ越す場合は、費用が高くなる傾向があります。
同棲に必要な初期費用の中でも、引っ越し費用は大きな出費になるため、事前に見積もりを取り、予算を立てることが重要です。業者によっては、荷物の整理や梱包、組み立てなどのサービスを提供してくれる場合がありますので、細かな内容を確認してから契約することがおすすめです。
家具家電の購入費用
同棲をスタートする際には、家具や家電も必要になります。メーカーや製品によって金額が大きく変わるため、正確な金額を示すのは困難ですが、「合計で20万円台半ば~30万円程度」がおおよその目安です。内訳の例は、以下のようになります。
- シングルベッド2つ分:20,000円~70,000円
- 洗濯機(縦型):50,000円~100,000円
- 冷蔵庫:80,000円~100,000円
- テレビ(40インチ):50,000円
- 電子レンジ(オーブンレンジ):20,000円
- テーブル・椅子:20,000円
その他にも、新しい掛け布団やマットレスなどを購入する場合は、その費用も発生することを認識しておきましょう。
「同棲の初期費用は100万円かかる」って本当?
ここまでの内容を踏まえると、同棲をスタートする際にかかる3大費用である、「賃貸契約にかかる費用」「引っ越し業者に依頼する費用」「家具家電の購入費用」の合計額は、70万円台~80万円台が目安となります(家賃10万円の場合)。
ほかにも細かい支出が発生するかもしれませんが、節約を心がければ、100万円を用意しなくても、同棲生活を開始することは充分に可能です。
その他にも、新しい掛け布団やマットレスなどを購入する場合は、その費用も発生することを認識しておきましょう。
同棲の初期費用の負担割合を決める方法
以下は、同棲の初期費用の負担割合を決める主な方法です。
- ふたりで折半する(割り勘)
- それぞれの収入に応じた割合を負担する
各方法について詳しく説明します。
ふたりで折半する(割り勘)
ふたりで折半する(割り勘)方法は、同棲を始めるカップルの中で最も一般的な方法です。この方法では、同棲に必要な初期費用をふたりで折半することになります。具体的には、家賃や引っ越し費用、家具や家電製品の購入費用などを半分ずつ負担します。
それぞれの収入に応じた割合を負担する
一方、それぞれの収入に応じた割合を負担する方法では、収入が異なる場合には負担割合も異なることになります。例えば、高収入の方がより多く負担することになるため、負担割合が公平になるとされています。ただし、収入によって負担割合が異なるため、一方的に負担が多くなることもあるため、細かく話し合いが必要です。
どちらの方法でも、事前に細かく話し合いをして、互いの立場や思いを確認しながら決めることが大切です。また、負担割合の見直しや、負担が困難になった場合の対処法なども、あらかじめ話し合っておくことが望ましいです。
同棲の初期費用を抑えるためのポイント
同棲の初期費用を少しでも安く抑えたいという方もいるでしょう。初期費用を抑えるためのポイントを4点紹介します。
- 敷金・礼金がかからない物件を選ぶ
- 引っ越しの時期を調整する
- なるべく家具家電を買い替えない
- 支出管理機能が搭載されたアプリを活用する
1.敷金・礼金がかからない物件を選ぶ
初期費用を抑えるためには、家賃が安い物件や、仲介手数料が割安な業者を探すことが重要です。
なお、敷金・礼金は、一般的に家賃の1ヶ月分~2ヶ月分程度かかります。初期費用のなかで大きな割合を占めるため、とにかく初期費用を抑えることが目的であれば、敷金・礼金がかからない物件を選ぶと良いでしょう。敷金0の場合、退去時に原状回復費用やクリーニング代などが請求され、支払いが増える可能性があるのでその点も契約前に確認しておきましょう。
2.引っ越しの時期を調整する
新年度がスタートする でしょう。
距離が近く、荷物の量が少ない場合は、業者に依頼せず、レンタカーなどを借りて自力で運搬することも選択肢のひとつです。
3.なるべく家具家電を買い替えない
一人暮らしで使用していた家具家電を使い続ければ、その分、初期費用を抑えられます。
「新生活をスタートするのだから、この機会に家具家電を一気に新調したい」と考える方がいらっしゃるかもしれませんが、とりあえず古い家具家電を使い続けて、金銭面で余裕ができた時に少しずつ買い替えていけば、負担を分散させることができます。
また、親や兄弟、友人などから譲り受けたり、リサイクルショップやフリマアプリ、オークションサイトなどで中古品を購入したりするのも手段のひとつです。
4.支出管理機能が搭載されたアプリを活用する
初期費用を抑えるためには、今まで使っていた家具家電を使い続けるのがおすすめですが、どうしても同棲生活のスタートに合わせて購入しなければならない製品もあるでしょう。
しかし、引っ越し前後はさまざまな手続きで忙しくなるため、「何をいくら購入したのか」を把握しにくくなります。
支出を明確に把握するためには、プリペイドカードと連携できる家計簿アプリを活用するのがおすすめです。次節でB/43の機能を詳しく説明します。
B/43ペアカードなら、同棲の初期費用もふたりでシェア。支出管理もかんたんに。
B/43ペアカードとは、夫婦はもちろん、未婚や同棲カップルでも使えるチャージ式Visaカード&アプリのサービスです。B/43ペアカードにお金をいれて、カードで支払うだけでふたりで一緒に支出が確認できます。家計管理をかんたんにすることができるメリットがあります。
同棲の初期費用の準備にB/43ペアカードが便利な理由
- ふたりで一緒に支出が確認できるので、お金の管理がしやすくなります。
- チャージ式のVisaカードなので、現金のやり取りや割り勘の手間が省けます。
- 毎月の予算をカードにチャージして日々の支払いをすることで、自動で記録、可視化され、支出管理をかんたんに継続することができます。
B/43ペアカードの申込み方法
申込みはすべてアプリで完結し、申込みは本人確認書類があれば最短5分で完了。カードは郵送でお手元にお届けします。年会費は無料です。
- B/43のアプリをアプリストアからダウンロードします。
- アプリを起動して、「B/43をはじめる」をタップします。
- メールアドレスと電話番号を登録して、利用規約に同意します。
- 招待コードをお持ちの方は、招待コードを入力して、300円分の残高をプレゼントされます。
- そのまま会員登録・本人確認・カード発行手続きを最後まで進めます。
- 本人確認書類として、運転免許証 / 運転経歴証明書、マイナンバーカード、日本国パスポート(2020年2月3日以前に申請されたもの)、在留カード / 特別永住者証明書のいずれかをアプリで撮影して送信します。
- カードが発行されると、アプリでカード番号や有効期限、セキュリティコードを確認できます。
- カードの実物は、申し込みから約2週間で自宅に届きます。
- カードにお金をチャージして、Visaカードとして使えるようになります。
同棲を開始する際は、さまざまな工夫で初期費用を抑えよう
同棲をスタートする際、必ずしも初期費用として100万円が必要なわけではありません。ただし、相場として70~80万円程度は必要になることは認識しておきましょう。
なお、初期費用の総額は、借りる物件や引っ越しを行う時期、新しく購入する家具家電の金額によって大きく変わります。この記事でご紹介したポイントを参考に、同棲生活をスムーズに開始しましょう。
専門家からのコメント
節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー 丸山 晴美 氏
二人で始める同棲生活はわくわくするものがありますが、現実的にはさまざまなすり合わせが求められる場面が多く発生します。その中でもお金のすり合わせと共同生活となる家事分担でしょう。家賃折半なら、家事も折半のように、負担割合と家事割合をそろえるのが無難です。
また、毎月の家賃だけではなく、2年更新の物件の場合、一般的に1か月分の家賃と手数料を払う必要があります。まとまったお金になるので、あらかじめ準備をしておきたいところです。同様に家電も年々高額化しています。買い替え用にポケット機能を使って毎月お金を積み立てておくと、いざ家電の買い替えが必要になったときに役立つでしょう。
ある程度まとまったお金を貯めるには、B/43ペアカードのポケット機能を使うと、お互いが貯蓄額をアプリで管理・確認できるため、安心です。
また、日々の生活費のやりくりもB/43のペアカードで、お互いが生活費の負担分を出し合って、その中かから必要なものを買うことで、わずらわしい日々のお金のやり取りが減り、あらかじめ大型出費が予想されているなら、ポケット機能で積み立てしておくことで、同棲カップルにありがちなお金の不満や不安が軽減されるでしょう。