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夫婦のお金の管理方法はどうしてる?分担方法や注意点を解説!

結婚して夫婦になると、独身生活とは違い、ふたりの収支を管理する必要があります。 「お互いが何にいくら使っているのかわからない」「共有の口座が思うように貯まらない」など、夫婦のお金のやりくりに困っている方もいるのではないでしょうか。 この記事では、夫婦のお金の管理方法と上手にやりくりするコツを解説します。

夫婦でお金の管理をするために話し合うべきこと

夫婦でお金の管理をするためには、事前にふたりでよく話し合っておく必要があります。 ひとり暮らしの場合は、自分だけのお金をやりくりすれば問題ありません。しかし、夫婦になるとふたりの収支を考える必要が出てきます。 ふたりの価値観や方針を共有していないと、使い方や管理方法がばらばらになり、「思ったより貯蓄がない」といった事態になりかねません。 協力し合ってお金の管理をするためにも、以下の項目を話し合っておきましょう。

現在の貯蓄額や収支

お互いの貯蓄額や収支がわかっていないと、家計のお金の流れを把握できず、ふたりに合ったお金の管理方法も決められないでしょう。 返済しなければならないお金も含め、お互いの貯蓄や収支をなるべく正直に伝え合うことが大切です。 その上で家計の見直しを行い、無駄な支出を減らしましょう。それぞれが個人で支払っていた料金も、家族割などを利用すれば安くなる可能性があります。

夫婦のライフプラン

夫婦であっても、理想の暮らし方や幸せだと感じる価値観は異なります。 理想や価値観によりお金の使い方も変わってくるので、ふたりのライフプランを共有しておく必要があります。具体的には、以下のような項目を話し合っておくと良いでしょう。

  • 子どもは欲しいか
  • 子どもが産まれても仕事を続けたいか
  • 子どもの進路について考えていることがあるか
  • 家は賃貸/購入のどちらが良いか
  • 車は必要か
  • 年に何回旅行に行きたいか
  • 老後はどんな暮らしをしたいか など

特に、住宅や教育資金、老後資金は人生の三大資金と言われ、ふたりの考え方により大きく変わります。 また、共働きなのか、どちらかが扶養内で働いているのか、専業主婦(主夫)なのかによってもお金の使い方や管理方法が変わります。将来についてしっかり話し合い、夫婦の方針を決めておくことが大切です。

夫婦の貯蓄目標や予算

家計の現状を把握してライフプランを話し合ったら、貯蓄の目的と目標額を決めましょう。いつまでにいくら貯めたいのかを明確にすれば、毎月の貯蓄すべき金額がわかります。 目標を決めた上で、何にいくら予算を割くのかといったお金の使い方や分担方法を話し合いましょう。支出項目別の予算の割合や管理の仕方に正解はなく、ふたりが納得する方法を見つけることが大切です。

夫婦のお金の管理方法

夫婦のお金の管理方法には、主に以下の5つがあります。

  • 夫婦の一方がお金の管理を担当する方法
  • 一方の収入で生活費を支払い、もう一方の収入を貯蓄する方法
  • 支出の項目別に担当を分ける方法
  • 共有の口座にお互いが定額を入れる方法
  • 夫婦の収入を共有の口座にまとめる方法

どの方法が適しているのかは、夫婦の考え方や働き方などにより変わってきます。

夫婦の一方がお金の管理を担当する方法

夫婦のどちらかがひとりでお金の管理を担当し、もう一方がお小遣いを受け取る管理方法です。一方が管理するので、不透明な支出ができにくいのがメリットです。 夫婦のうち、お金のやりくりに苦を感じないほうやお金に細かいほうが管理を担当すると良いでしょう。 お金の流れがわかりやすい一方で、管理していないほうが家計の収支を把握しにくくなります。ふたりの貯蓄の意識にずれが生じてしまわないよう、管理を担当しないほうも収支や貯蓄の状況を把握できるようにすることが大切です。

一方の収入で生活費を支払い、もう一方の収入を貯蓄する方法

一方の収入で生活費のすべてをまかない、もう一方の収入をそのまま貯蓄に回す管理方法は、収入に差がある夫婦におすすめです。夫の収入を生活費、妻の収入を貯蓄というように分担するので、シンプルで管理に手間がかかりません。 一方の収入だけでは生活費をカバーできない場合や、一方の収入が少なく十分な貯蓄ができない場合は、ほかの管理方法を検討しましょう。 また、何にいくら使っているのか、どれだけ貯蓄できているのかを知るためには、お互いの収入の開示が必要です。相手に収入を知られても良い夫婦に適した管理方法だと言えます。

支出の項目別に担当を分ける方法

家賃や光熱費は夫、食費や日用品費は妻というように、支出の項目ごとに分けて管理する方法です。 管理を分担できるので一方に負担が偏りにくく、ふたりで管理している意識が持てます。また、担当している項目に関してはお互いがある程度自由に使えるので、細かく口出しをしたくない、されたくない夫婦におすすめです。 ただし、金額が公平になりにくいので、はじめにどの支出を担当するのかをきちんと話し合って決めておかないと、後々揉める可能性があります。

共有の口座にお互いが定額を入れる方法

共有の口座を作って夫婦それぞれが一定額を入れ、そのなかで生活費のやりくりや貯蓄をする方法です。個人の口座に入っているお金は自由に使えるので、ストレスが生じにくいでしょう。 その反面、お互いが何にいくら使っているのかを把握しにくい点がデメリットです。計画的に貯蓄するには、生活費の共有口座とは別に、貯蓄用の共有口座も作っておく必要があります。 また、共有の口座に入金する金額を「毎月○万円」と決めると、収入が減ったときに負担を感じた、夫婦の間で不公平感が生まれる可能性があります。金額ではなく「収入の○割」と割合で決めれば、夫婦の収入に差がある月も公平に分担しやすくおすすめです。

夫婦の収入を共有の口座にまとめる方法

ふたりの収入を共有の口座にまとめて、それぞれがお小遣いを受け取り、残りのすべてを生活費や貯蓄に充てる方法です。 家計の収支を完全に共有できるので、何にいくら使っているのかがわかりやすく、「知らない間に相手がお金を使い込んでいた」というリスクを防げます。ふたりで収支を開示し合い、効率よく貯めたい夫婦におすすめの管理方法です。 支出の内訳を把握でき貯蓄しやすい一方で、自由に使えるお金が少なくなりどちらかがストレスを感じる可能性もあります。

夫婦で上手にお金の管理をするコツ

夫婦で上手にお金の管理をするには、それぞれが個々でやりくりするのではなく、ふたりで協力し合う必要があります。そこで、夫婦で上手くお金の管理をするコツを抑えておきましょう。

夫婦の共有口座を作る

夫婦に必要なお金をひとつの銀行口座にまとめて、その口座から出費や貯蓄に割り当てましょう。 共有口座を作れば生活費を一元化できるので、夫婦の支出が不透明になりにくく無駄な支出を減らせます。個人口座とは違い、夫婦で目標を共有できるので、将来に向けた貯金もしやすくなるでしょう。 また、生活費用にクレジットカードの家族カードを発行するなど、夫婦ふたりでカードを使えるようにすれば、支払いをひとつにまとめられ立替払いも発生しません。 共有口座を作る場合は、収入差などで不公平感が出ないように、月にどのくらい入金するのかを事前に話し合うなどの工夫が必要です。 b43.jp

生活費用と貯蓄用の口座を分ける

生活費と貯蓄が同じ口座に入っていると、どれだけ貯まっているのか、何にどれだけ使っているのかがわからなくなります。貯める用のお金を使い込んでしまい、貯蓄がなくなってしまう可能性もあるでしょう。 夫婦で貯蓄する方法は、共有の口座を作る、夫婦それぞれが個人の口座で貯めるなどさまざまですが、いずれにしても生活費用と貯蓄用の口座は分けることをおすすめします。 貯蓄の基本は、給料が入った時点で貯蓄分を貯める用の口座に移すことです。先に貯蓄分を取っておけば、残った金額でやりくりしようとするため、自然とお金が貯まります。 また、車の購入費や教育費といったように目的ごとに貯蓄すれば、目標を何割達成できているかがわかりやすく、モチベーションも高まるでしょう。 なお、目的ごとに分けて貯蓄するには、主に以下の方法があります。

  • 貯める目的別に口座を作る
  • 預金を目的別に管理できる銀行を利用する

予算の目安を知っておく

支出項目別の予算の目安を知っておくと、何にどれだけ予算を割くのかをスムーズに話し合えます。 ここでは、総務省の家計調査のデータをもとに、ふたり暮らしの支出の平均を紹介します。2021年の家計調査(家計収支編)によると、ふたり暮らしの消費支出は、月平均248,144円でした※1。また、項目別の平均支出金額は、それぞれ以下のようになっています。

項目 平均支出金額
食料 66,327円
住居 19,521円
光熱・水道 19,168円
家具・家事用品 11,048円
被服・履物 6,539円
保健医療 14,924円
交通・通信 34,529円
教育 507円
教養娯楽 21,481円
その他の消費支出 54,099円

上記結果は、住居費に住宅ローンが含まれておらず平均値が低くなっているなど、必ずしも実態を表しているわけではありませんが、夫婦で予算を話し合う上でひとつの目安にすると良いでしょう。また、一般的な住居費の目安は手取り月収の3割以内ですので、世帯月収から住居費を割り出しても良いですね。

※1参考:総務省統計局e-Stat「1世帯当たり1か月間の収入と支出 表3-1」

家計簿アプリで家計の支出を共有する

夫婦でうまくやりくりするには、不透明な支出をなくすことが必要です。 B/43(ビーヨンサン)などの家計簿アプリで家計の支出を共有し、お互いが何にいくら使っているのかをいつでも把握できる状態にしましょう。 家計簿アプリに連携したクレジットカードから生活費を支出することができ、支出は自動的にアプリに反映されるので、忙しい夫婦でも続けやすくおすすめです。 夫婦それぞれがいつでも確認できるので、ライフプランやお金の話をするきっかけにもなるでしょう。

緊急用の資金を貯めておく

夫婦の通常の貯蓄とは別に、突然お金が必要になったときへの備えの資金も用意しておきましょう。急な出費に対応できる共有の資金がないと、どちらか一方の貯蓄に頼る、そもそもお金を用意できないなどのリスクがあり、夫婦が揉める原因にもなります。 用意すべき緊急用の資金目安は、生活費の6ヶ月分です。たとえば、夫婦の生活費が1カ月あたり住居費も含めて20万円なら120万円、25万円なら150万円、30万円なら180万円を目安に貯めておきましょう。緊急時の資金を用意しておけば、万が一片方の収入が大きく減った場合などにも対応することができます。いつでも引き出せる資金がると、心にもぐっと余裕ができますよ。 なお、緊急用資金は、急にまとまった資金が必要になったときにすぐに引き出せるように、普通預金などの流動性の高い方法で貯めておくことが大切です。

夫婦でお金の管理をする際の注意点

夫婦が協力し合ってお金の管理をするために、抑えておきたい注意点を解説します。 - 収入の差を考慮して負担の方法を決める - 自由に使えるお金を残す

収入の差を考慮して負担の方法を決める

夫婦間の収入が同等な場合は生活費も同じだけ負担すれば問題がありませんが、収入に差があると一方が不公平感を感じる可能性があります。 国税庁の調査によると、2021年の平均給与は、男性が545万円であるのに対し女性は302万円と低くなっています※2。ふたりの収入に差があるにもかかわらず同じ金額を負担していると、夫婦が揉める原因になるでしょう。 収入の差を考慮し、収入に対する一定割合を生活費用口座に移すなど、お互いが納得する方法で負担することが大切です。

※2 参考:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査 概要」

自由に使えるお金を残す

夫婦でもお金に対する考え方は異なります。ふたりでお金を管理すれば、家計の支出が把握でき貯まりやすくなりますが、「欲しいものを自由に買いたい」「節約のしすぎで家族との休日を楽しめない」など不満が出てくることもあるでしょう。 夫婦で無理なく貯蓄を続けるためにも、それぞれが自由に使えるお金を残し、お互いのお金の使い方に口出ししすぎないことも大切です。

同棲でも結婚でも、B/43ペアカードでふたりのお金をシェアしよう

B/43ペアカードとは、夫婦や同棲カップルのためのチャージ式Visaカード&アプリのサービスです。B/43ペアカードにお金を入れて、カードで支払うだけでふたりで一緒に家計管理ができます。面倒な割り勘や現金のやり取りはもう必要ありませんし、残高や履歴は双方のアプリから確認できるので、相手に通帳を見せてもらうといった手間も不要です。

B/43ペアカードが夫婦のお金の管理におすすめな理由

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  • ペアカードは未婚・既婚を問わずいろいろなペアの生活費を管理するのに適したチャージ式Visaカードです。家族カードや共有口座と違って、審査や手数料も不要です。
  • ペアカードはpaypayのお支払いも可能です。また、年会費無料でアプリを通じて最短5分でカードを申し込みできます。
  • ペアカードはVisaプリペイドカードなので、幅広い用途で利用できます。オンラインショッピングや海外旅行でも安心して使えます。

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    • アプリを起動して、「B/43をはじめる」をタップします。
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  2. そのまま会員登録・本人確認・カード発行手続きを最後まで進めます。
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  4. カードにお金をチャージして、Visaカードとして使えるようになります。

B/43をInstagramで紹介頂きました!

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夫婦のお金の管理はふたりが納得する方法で行おう

夫婦のお金の管理方法は、一方が管理を担当する、共有の口座に生活費を入れる、ふたりともお小遣い制にするなどさまざまで、正解はありません。 事前にお互いの貯蓄や収支を正直に話した上でライフプランを共有し、ふたりに合った管理方法やお金の使い方を見つけましょう。 また、夫婦でお金の管理をするなら、1枚ずつカードを持ててふたりで支出を共有できるB/43がおすすめです。

専門家からのコメント

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー 丸山 晴美 氏

夫婦のお金の管理は縛りすぎず、緩めすぎないのがうまくいくコツと言えるでしょう。そのためにも、日ごろからお金に対して共有の貯蓄や生活費をオープンにすることで、お互いの家計に対する意識を高めることが大切。

家計をオープンにする方法として、家計簿をつけて週1回や月1回など日を決めて収支報告をしたり、家計簿アプリを使って夫婦で家計の状況を共有する方法などいくつかあります。どの方法でも、お互いが現状を把握してどのようにやりくりをするべきか、話し合えるならそれが理想ですが、なかなかうまくいかないのが現実です。

家計管理や貯蓄の意識が二人とも同じくらい熱心なら問題はありませんが、どちらか一方の関心が薄いなど温度差があると不満や不安な要因になりかねません。

熱心な二人でも、そうでなくても二人のお金の管理や貯蓄を助けてくれるのが、B/43ペアカードです。生活費をカードに入金して使ったら自動的にアプリに反映され、誰がいつどこで買ったかといった家計簿が作成され、生活費の流れがアプリで確認できるため、二人で家計の状況を共有しやすくなります。

また、妻が妊娠出産などで一時的に収入が減ったり、仕事を辞めて収入が無くなった場合や、夫の転職で収入が減ってしまったり、育児休暇や、介護休暇を取得して所得が一時的に減った場合などはその都度話し合って、臨機応変に負担割合を変えられると理想的。

そのためにも、日ごろから二人で家計を簡単に共有できるサービスを利用するといいですね。