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同棲カップルの生活費の平均額はいくら?負担割合の決定方法や管理のコツもご紹介!

ひとり暮らしをやめて同棲をはじめると、生活費にかかわる支出が大きく変化するため、戸惑う方がいらっしゃるかもしれません。同棲をはじめる際には、あらかじめ「どのくらいの生活費が必要になるのか」を把握しておくと良いでしょう。

本記事では、これから同棲する予定の方や、すでに同棲中の方に向けて、各種統計データに基づいて算出した「同棲カップルの生活費の平均額」をご紹介します。そのうえで、生活費の負担割合を決める方法や、ふたりでうまく管理するコツについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

同棲カップルの生活費の平均額

政府によって実施された「家計調査」の結果(2022年2月8日に公開)によると、2021年におけるふたり世帯の消費支出の合計額の平均値は、1ヶ月あたり248,144円です*1。なお、「食費」「住居賃」「水道光熱費」などの項目ごとに、1ヶ月あたりの平均額をまとめると、下表のようになります。

上表の内容は、あくまでも平均的な値に過ぎません。たとえば、住居費に関しては、「持ち家なのか、賃貸住宅なのか(賃貸住宅の場合、一般的な民間住宅なのか、社宅や公営住宅なのか)」など、さまざまな条件によって金額が大きく異なります。

また、交通・通信費には自動車関連費20,846円が含まれますが、自動車を所有していない方は大幅に少なくなるでしょう。そのほか、医療費の金額は持病の有無などによって大きく変わることにもご留意ください。

そのため、無理に上表の数値に合わせる必要はありません。平均的な金額を参考にしつつ、ふたりの事情も勘案して柔軟に予算を決めましょう。

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同棲カップルの生活費の分担方法

同棲カップルは、生活費の負担割合を決めるために、まずはお互いの収入を明確にしましょう。そして、必要な生活費を決め、それをお互いの収入割合に応じて分担することが最も適しています。ここでは、生活費の分担の方法についていくつか紹介しますが、ちらの方法を選んでも、お互いが話し合って合意するが重要です。

同棲カップルで生活費を折半する

ふたりで同棲にかかる生活費を折半(半分ずつ負担)するのが、最もシンプルで理解しやすい方法です。カップルの収入にあまり差がない場合は、この方法を採用しましょう。

ただし、収入に一定以上の差がある場合は、収入が低い方の負担が過大になり、不満が溜まる可能性が高いことにご留意ください。収入の差が大きいカップルは、「半分ずつ均等に負担する」という方法にこだわらないほうが良いかもしれません。

収入に応じた割合で同棲生活費を負担する

ふたりの収入に差がある場合は、収入に応じた割合を負担する方法を採用することもご検討ください。

たとえば、片方の月収が20万円、もう片方の月収が30万円というケースでは、片方が同棲生活費の5分の2、もう片方が5分の3を負担してみる、などと対応するのもひとつの方法です。

ただし、収入が高い側には長時間労働でストレスが溜まっていたり、労働強度が高い仕事で疲労が蓄積されているといった事情がある可能性もあります。その場合、家事の分担を半々にしつつ、生活費の負担だけ片方に押しつけることは、公平と言えないでしょう。

例えば、収入が低い側は、生活費を少なめに分担する代わりに、家事(食料品の買い出し、炊事、洗濯、清掃、ゴミ捨てなど)を多めに担当するといった工夫をして、お互いの負担を分かち合うことをおすすめします。

収入が高い方が同棲生活費を全額負担する

収入の差が非常に大きい場合は、収入が高い方が生活費の全額を負担し、もう片方の負担をゼロにすることも、選択肢の一つです。

たとえば、男性のほうが大幅に収入の高い場合は、男性が同棲生活費を全額負担することも検討しましょう。現状では非正規労働者の割合は女性のほうが多いため、男性が女性の分も負担するというパターンが多くなるかもしれません。

しかし、女性の大学進学率の向上に伴い、高い収入を得る女性も増加していることから、近年では女性のほうが高収入のカップルも存在します。女性が男性よりも大幅に収入が多い場合は、女性が全額を負担することも検討してはいかがでしょうか。

同棲生活の生活費を管理するコツ

同棲生活でどのように生活費を管理していくべきか、悩んでしまう方もいるでしょう。そこで、同棲生活費をうまく管理するコツを確認しておきましょう。

具体的に、以下のようなコツが挙げられます。

  • ふたりで話し合って、ルールを決めておく
  • 家計簿をつけて、出費の内訳や履歴を確認する
  • 支出を一元管理する

それぞれについて詳しく説明します。

ふたりで話し合って、ルールを決めておく

ルールを決めないままなんとなく支出をしていると、生活費に関する意見の相違から、ケンカに発展してしまう可能性があります。

トラブルを未然に防ぎ、良い関係を続けていくためには、同棲生活をはじめる前に話し合いを行い、生活費の管理に関するルールを決めておくことが大切です。

ルールを決めた後も定期的に話し合いを行い、ライフスタイルに変化に合わせて柔軟に見直しましょう。

なお、家計簿プリカ(チャージ式Visaプリペイドカードと家計簿アプリがセットになったサービス)の「B/43」(ビーヨンサン)の利用者は、ペアカード(カップルそれぞれに発行されるチャージ式Visaカード)と一緒に「ふたりの家計チェックシート」を受け取れます。

家計管理を開始する前に、チェックシートを使って、項目ごとの支出を可視化してみてはいかがでしょうか。

チェックシートの記入例について詳しく知りたい場合は、「ふたりの家計チェックシート 記入事例集」のページをご覧ください。さまざまな条件(居住地域や車の有無、年代など)の違いを踏まえた記入例が多数掲載されています。

家計簿をつけて、出費の内訳や履歴を確認する

家計簿をつけて、出費の内訳や履歴を確認することも重要です。昔ながらの、紙の家計簿にペンで記入する手段のほかに、表計算ソフト(Microsoft Excel、Googleスプレッドシートなど)に入力する、専用の家計簿アプリを利用する、といった方法を選ぶことも検討しましょう。

たとえば、家計簿プリカB/43を利用すれば、チャージしたカードで支払うだけで即時かつ自動的に明細に反映されるため、手作業で紙の家計簿に数字を書き込んだり、表計算ソフトに入力したりする手間が省けます。

なお、家計の項目でお悩みの方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

支出を一元管理する

ふたりが別々に支出をしていると、同じような品目を購入してしまう可能性があります。冷凍保存に適さない食材(イチゴ、桃、葉もの野菜など)を重複して購入すると、傷む前に食べ切れず、廃棄を余儀なくされることもあるでしょう。

同棲している場合は、ふたりの支出を一本化すれば、収支の管理がしやすくなります。家計簿プリカB/43なら、チャージしたペアカードで支払うだけで、「いつ、何に対して、いくら支出しているのか」支払った金額や残高を共有することが可能です。家計簿アプリとペアカードのセットを活用して、無駄な支出の削減にお役立てください。

二人暮らしの生活費の支払い・管理にはB/43ペアカードはおすすめ

B/43は誰でも「Balance(残高)/予算」を意識して生活できる、Visaプリペイドカードと家計簿アプリがひとつになった『家計簿プリカ』という新しいジャンルのサービスです。

家計簿アプリとカードは連動しており、カードの利用履歴がアプリにリアルタイムで反映される仕組みになっています。B/43カードご利用に年会費は不要です。

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未婚・既婚問わずご家族やパートナーと一緒に使えます

特に、これから二人暮らしをはじめる方や、すでに二人暮らしを開始している方には、「B/43ペアカード」がおすすめです。B/43ペアカードは、夫婦や同棲カップル、ルームシェアをしている友人などで支出を共有できるチャージ式visaカードです。

近しいカードに家族カードがありますが、家族カードは発行できるのは生計を共にする戸籍上の夫婦や親子のみといった条件があり、誰でも持てるわけではありません。

B/43ペアカードは、ペアのおふたりの関係性を問いません。夫婦やカップル、いろんなペアでご利用いただけます。同棲をはじめた方や、過去に家族カードや共有口座を作ろうとして断念したという方もぜひお試し下さい。

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毎月の予算を入金してカードで支払うだけで履歴や残高を共有できます

ふたりで決めた予算の1ヶ月分の金額をB/43に入金して、この範囲内でやりくりしていくだけで、支出がリアルタイムに記録されていきます。手入力やレシートの読み取りといった作業は不要です。1ヶ月のスタート日も給料日などに合わせて自由に設定できます。

カードで支払うとリアルタイムで通知が届き、代金はB/43ペアカードの残高から引き落とされます。カードを使うだけで自動で支出が記録されるので、面倒な立替や精算といった作業は不要です。

 

ポケット機能で目的別にお金を整理

B/43のポケットは、使う目的ごとにお金をわけて管理できます。封筒やパスポートケース、ウォールポケットを使った「袋分け管理」がスマホ1つで実現できます。
他にも、新しいスマートフォンを買ったり旅行に行くためのお金を取っておく、カード残高をポケットに移しておくといった使い方もできます。

ポケット機能で目的別にお金を整理。今後に向けてふたりのお金も管理できる

ふたりの事情を考慮して生活費を管理しよう

政府の統計調査によると、2021年におけるふたり世帯の消費支出の平均額は、1ヶ月あたり248,144円となっています。

ただし、この数値は、あくまでも平均値に過ぎません。ふたりの属性(年齢、自動車を保有しているかどうか、どのような住宅に住んでいるか、通院しているかどうかなど)を考慮していない数値であることにご留意ください。

同棲カップルの合計収入(所得)によっても、目安とすべき生活費の金額は異なります。統計調査の結果を参考にしつつ、ふたりの事情を踏まえ、無理のない範囲で支出額を決めましょう。

専門家からのコメント

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー 丸山 晴美 氏

同棲カップルは1からスタートすることも多く、手探り状態でお金と家事の分担をなんとなくするケースもあります。例えば、家賃はパートナーが持ち、他生活費と家事は自分がするといったなんとなくといった暗黙の了解のようなスタートを切ると、その後のライフスタイルの変化に柔軟に対応できなくなる可能性があります。

そこで大切なのが、「お金のコミュニケーション」です。日々お金の管理を一方だけでするのはなく、双方で「見える化」して情報を共有することが大切です。そしてただ共有するだけではなく、出費について話し合ったり、よりお得になるために家計を見直したり、やりくりで浮いたお金はどのように使うのかなど、発展的なお金のコミュニケーションを日ごろか取るようにしましょう。

そして、発展的なお金のコミュニケーションを持つためのツールとして、同棲カップルでも発行ができ、キャッシュレス決済ができ、使ったお金は自動的にアプリに入力せれる、「B/43のペアカード」が助けになるでしょう。

お互いの価値観のすり合わせは、一緒に暮らす以上大切なことですから、一緒にお金を管理して、一緒に家事をしてコミュニケーションを取りながら、お互いがハッピーになれる思いやりのある行動を心掛けたいものですね。